コラム

持続可能なフードバンク活動のためには

フードバンクとは、「食料銀行」を意味する社会福祉活動で、食品関連企業や量販店、農家、個人などから賞味期限内でまだ食べられるのに商品として流通できなくなった食品の寄贈を無償で受け、食べ物に困っている人や施設などに無償で配布… 続きを読む

山場を迎えた「市民交流センター」存廃問題 橋下市長は差別撤廃のための方向を示すべきだ 

大阪市の市民交流センターの存廃が、いよいよ大きな山場にさしかかってきている。 市民交流センターとは、市内の同和地区にあった人権文化センター、青少年会館、老人福祉センターという3つの公的施設を集約・統合した施設を指している… 続きを読む

フードバンクで「食」のライフラインを

「日本のフードバンク活動の多様性」というテーマのシンポジウムが東京で開催された。部落解放運動オンリーの私が、他のNPOが主催する会議に出席することは珍しいが、新たな息吹を部落解放運動に取り入れるという発想から大事な会議と… 続きを読む

行政データを活用した実態把握でわかったこと

『人権問題に関する市民意識調査』結果に見られる課題やインターネット上の人権侵害事象など同和問題における現代的な課題の解決に向けて幅広く意見を求めるため、という目的で「大阪市同和問題に関する有識者会議」が設置されている。 … 続きを読む

生きるに値するムラ(部落)に

大人から子どもまで親しまれたアニメ映画を世に出し続けてきた、スタジオジブリの宮崎駿(はやお)監督が、正式に引退を表明した。東京で開かれた会見で「今回は本気です」とユーモアたっぷりに語る宮崎監督から次のような言葉が発せられ… 続きを読む

「すべての戦争は、言論統制から」

故中沢啓治さんが自らの被爆体験を綴った漫画『はだしのゲン』について、「描写が過激だ」として松江市教育委員会が昨年12月、市内の全小中学校に教師の許可なく自由に閲覧できないようにしたことが新聞、テレビで連日取り上げられてい… 続きを読む

二つの「零戦」をめぐる物語に思う

宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』を観た。 作品は戦前、三菱内燃機(現三菱重工業)に勤務し、戦闘機を設計していた堀越二郎の生涯がテーマだ。 飛行機乗りに憧れていた少年が大人へと成長し、飛行機の仕事に就こうとした時、戦争の時代が… 続きを読む

差別の現実伝える多様で柔軟な「教宣」を

この間、中央本部の任務で全国をブロック別にわけて、教宣の責任者と機関紙担当者に集まってもらい、今後の「解放新聞」のあり方について論議を深めてきた。 「支部長が1軒、1軒手配りしている」「女性部が新聞を手配りしている」など… 続きを読む

参議院の存在意義を問う選挙に

第23回参議院選挙がスタートした。7月21日の投票日まで全国で熱戦が繰り広げられる。 今回の参議院選挙の争点は、衆議院と参議院の“ねじれ”が解消されるか、どうかが争点のようにマスコミ各社が取り上げている。果たしてそうだろ… 続きを読む

「同窓会」という名の「総合的展開」の実践

大阪市内のある支部の大会に府連の代表として参加させてもらった。 ここはもっとも多いときには1300人にせまるほどの人口があったそうだが、現在では半数どころか、3分の1以下になってきており、支部運営も含め厳しい組織状況が報… 続きを読む