コラム

Vol.190 大阪市廃止・分割 冷静に判断すれば「反対」しかない

大阪市の廃止か、存続かを問う11月1日の住民投票まであとわずかとなった。可決されれば(賛成が上回れば)、政令市の大阪市が制度創設以来はじめて廃止されることになる。都道府県との二重行政がつねに課題に挙がる政令市のあり方、住… 続きを読む

Vol.189 アフターコロナを共生の社会にするための政治を

「自助・共助・公助、そして絆」。菅首相お気に入りのフレーズだ。「自助を真っ先にもってくるのは自己責任を求める極みだ」とか、「『まずは自分で頑張れ』は、政治の責任の放棄である」などと“左派リベラル”といわれるひとたちが一斉… 続きを読む

Vol.188 住民投票・衆院選…ポストコロナ時代見すえた選択を

大阪市廃止の是非を問う住民投票の「第2ラウンド」は11月1日の投票日と決定した。 大阪府議会に続き9月3日、大阪市議会も賛成多数で可決、住民投票が決定した。賛成が過半数を上回れば、明治22年(1889年)の市制施行以来、… 続きを読む

Vol.187 「○○警察」を生み出すゼロリスクの圧力

最近読んだ本のなかで「パレートの法則」という言葉が目にとまった。人が行進するパレードに法則があるのか?と先に目をやれば、イタリアの経済学者が発見した法則だそうで、経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一… 続きを読む

Vol.186 「当たり前」ではない社会で繰りかえされる排除と差別

今年も期待していた高校野球が何とか開催された。 しかし、ご存じのように春の選抜に選ばれた32校によるたった一回の交流試合として甲子園球場で行われるものだ。コロナ禍の影響による夏の甲子園大会の中止のため本来であれば開かれる… 続きを読む

Vol.185 ネット上の人権侵害 発信者の特定にとどまってはいけない

総務省は、SNSで名誉毀損などの権利侵害にあたる投稿があった場合に、SNS事業者などが被害者に発信者が誰なのか?といった個人情報を開示するという方針を固めたという報道が新聞に掲載された。 SNSで誹謗中傷を受けた女子プロ… 続きを読む

Vol.184 コロナ禍で浮かび上がる富の再分配の必要性

「子どもたちと宝物を空けるような気持ちで開き、みんなであれやこれや喜びながら品物を出しました。届けて頂いた食べ物すべて大満足です。とにかくその対応の早さに驚き、感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。久しぶりに… 続きを読む

Vol.183 ポストコロナ時代の運動切り拓く府連大会に

何度延期してきただろうか・・・ようやく7月18日に第67回大阪府連大会の日程が定まった。しかし、残念ながら書面による大会であり、事務局はバタバタで書面大会の準備に悪戦苦闘といったところだ。大きな会場で密を避けて200人程… 続きを読む

Vol.182 あらためてリバティおおさかの存在意義を考える

5月31日をもって現在の大阪市浪速区での大阪人権博物館(リバティおおさか)は休館となり、2022年水平社100年の年をメドに新たな場所での再スタートをめざすこととなった。 「維新政治への敗北」「和解ではなく裁判闘争を最後… 続きを読む

Vol.181 新型コロナ禍 生活崩壊防ぐ実践は待ったなし

新型コロナウィルス感染による緊急事態宣言も解除され、感染拡大防止対策と経済活動の両立をめざしながら明日の大阪をめざすという段階となった。しかし、今年の秋から冬にかけて二次、三次の新型コロナ禍が予想されており、長期戦を覚悟… 続きを読む