コラム

Vol.287 与野党伯仲の政局 安倍政治からの脱却をテーマに

10月27日におこなわれた第50回衆議院選挙で自民党は大きく議席を減らし、目標としていた自民・公明の与党での過半数を下回った。実に自公政権が総選挙で過半数を割り込むのは15年ぶりだそうである。 与党で過半数に満たなかった… 続きを読む

Vol.286 SOSを発せられる地域社会を被差別部落から

ちょっとパロディ的に「ドラえもん」の話をしよう! 「のび太」君の学校帰りによく見かけた「公園」とも「空き地」とも表現できる、いわゆる“遊び場”が記憶に蘇る方も多いだろう。 いまでは、土管が積み上がっている空き地は、「危な… 続きを読む

Vol.285 受け身ではない政治との関わり方を

自民党は総裁を、立憲民主党は代表をそれぞれ国会議員と党員選挙で選出しようという選挙戦が展開されている。このコラムが、ネット上に公開される頃には、それぞれ新代表が選ばれているだろう。 わたしたちは、このふたつの代表選挙への… 続きを読む

Vol.284 時代で変わる身元調査のニーズ 企業の体質に「はて?」

NHKの連続テレビ小説「虎に翼」がいよいよ佳境を迎えようとしている。 1960年代の学生運動華やかしき時代にフォーカスされ、登場する人物の中にも学生運動に参加し、社会変革への動きを番組に取り入れようとする時代背景が描かれ… 続きを読む

Vol.283 「ワイドナショー」が就職差別を容認 果たして「無知」「誤認」だけの問題なのか

フジテレビ系列の番組に「ワイドナショー」という日曜日に放映されている番組がある。その6月30日に放映された番組で、東京都の就職採用面接動画が紹介され、ナレーションがつぎのような説明を加えた。 「このように本籍や出生地、家… 続きを読む

Vol.282 「差別を受ける可能性」という核心にメスを入れる政策・実践を

「わたしの息子は、この部落で生まれ育ち成人となり、一般地区のひとと結婚し、いまでは住んでいた被差別部落を離れ一般の地域で暮らしている」「そこにわたしからいうと孫となる子がいるが、この子が被差別部落に関係しているとは本人は… 続きを読む

Vol.281 部落差別を受けるのは誰か 「国民的課題」の意味は何だったのか

“「部落民」とは”、“「部落出身者」とは”、“部落に何らかのルーツを持つひと”とは、さらには、部落差別を受ける可能性のあるひとたちとは・・・ 部落解放同盟の綱領では、「部落民とは、歴史的・社会的に形成された被差別部落に現… 続きを読む

Vol.280 大阪港湾局職員の差別発言 徹底した真相糾明を 

 「言語道断」か、「論外」「問答無用」など、それこそ忌まわしい、不快としか表現のしようのない呆れてものも言えない差別発言が飛び出した。しかもそれが、大阪市職員による部落差別発言というのだから開いた口が塞がらない。 と言う… 続きを読む

Vol.279 ヘイト吹き荒れる東京都知事選

小学生や中学生が、校門を出て学校から帰路につくとき、だいだいどの学校でも正門近くに選挙が近づけば、ポスター掲示板が設置されるものである。そのポスター掲示板がヘイトに吹き荒れているのが、7月7日投票の東京都知事選挙である。… 続きを読む

Vol.278 「地対協」意見具申から28年 国際基準を満たした救済機関を

28年もの時間が経過したことになる。 1996年に、特別対策時代の最終段階を迎え、国は「地域改善対策協議会」(以後、「地対協」という)から「同和問題の早期解決に向けた今後の方策の基本的な在り方について」と題した意見具申が… 続きを読む