コラム

Vol.104 第64回府連大会方針から見る課題と展望

大阪府連64回大会の運動方針が公表された。 わたしなりの解釈は、4つの○○づくりにとりくんでいこうと大会方針は訴えているんだと理解した。 そのひとつは、「仕組み」づくりである。「部落差別解消推進法」が成立した今日時点にお… 続きを読む

Vol.103 教育に浸食する「ヘイト」と「愛国」 森友学園の異様

「宣誓!」「あついあつい夏がすぎて、ぼくたちわたしたちの待ちに待った、平成27年度 秋の大運動会がきました。先生と、お友達と、一緒になって、おけいこをした、おゆうぎ、音楽、体育、かけっこなど、今日一日、頑張ります」 「お… 続きを読む

Vol.102 「子ども食堂」から「子ども見守り支援隊」へ

「雨後のタケノコのごとく」とは失礼かも知れないが、全国いやいや大阪においても数多くの「子ども食堂」が登場してきている。わが認定NPO法人ふーどばんくOSAKAもこうした「子ども食堂」約20カ所に食材の提供などに取り組んで… 続きを読む

Vol.101 人権の法制度を補完する民間のとりくみが急務

最近、いろんな所で「可視化」という文字を見聞きする。 「研究の可視化」や「業務の可視化」「内部の可視化」といった言葉が連なることが多く、言うところの“見える化”である。この可視化というフレーズが、「貧困の可視化」、さらに… 続きを読む

水平時評Vol.100 自分たちで知恵を出し合い、創造する運動スタイルへ

2017年新たな年を迎えた。 昨年末の12月9日、人権週間の最後を飾るように、国会において「部落差別解消推進法」が成立した。部落差別の解消を推進するという憲政史上はじめて“部落差別解消”という用語が用いられた画期的な法案… 続きを読む

Vol.99 数珠つなぎで広がるヘイトに対抗する「救済」「差別禁止」の制度を

大阪府警の機動隊員が、米軍ヘリパッド建設反対派に対して「土人」とする差別発言の暴言を吐いたことは記憶に新しいだろう。背景にあるのは、沖縄に対する露骨な差別意識の反映であり、続けて発せられた「シナ人」との暴言も含め、根強い… 続きを読む

Vol.98 「王様が許可する」ルールではなくー「法」ができた今考えるべきこと

府連の顧問弁護士になってもらっている大橋さゆり弁護士が、若手の弁護士メンバーを中心にして「憲法カフェ」というとりくみを進めている。若手弁護士の有志が憲法に関して多くの情報を発信し、出し入れ自由な意見交換ができる場として各… 続きを読む

Vol.97 弁当の包み紙が教えてくれたもの

第20回「部落解放島根県講座」にお招きいただき、ひとつの講座を担当させてもらった。その時いただいたお弁当箱の包み紙に、以下のような内容が記されていた。 「私にはうまれた時から 茨の道が与えられました 茨の道ばかりだと思っ… 続きを読む

Vol.96 「分断社会」を終わらせる実践を

「2025年」問題というのが、ささやかれはじめている。 2025年は、いわゆる団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる年だ。日本は急速な高齢化社会へと突き進み、4人に1人が75歳以上という超高齢社会の到来が予測されている… 続きを読む

Vol.95 『暮らしのアンケート』から「互助」の仕組みを

大阪の各被差別部落の世帯を対象にして『暮らしのアンケート調査』が実施される。日々の暮らしのなかで「困り事はないか」「なにかしてみたい活動はあるか」「働いてみたいと思っているか」など、笑顔で暮らせるまちにするためには、どん… 続きを読む