コラム

Vol.114 戸籍をめぐる「大炎上」 排除の論理を許してはならない

7月30日の日曜日、民進党大阪府連の大会が大阪市内で開催された。 来賓として招待をいただき参加したわたしは、あいさつさせてもらう機会に恵まれた。来賓あいさつとしては、好ましくないかも知れないとは思いつつ、蓮舫代表の二重国… 続きを読む

Vol.113 多様性の象徴とすべき「二重国籍」問題

国会閉会中審査が開催され、安倍首相に対する加計問題疑惑や自衛隊PKOをめぐる日報の隠蔽問題などが焦点となっているが、民進党蓮舫代表の「二重国籍」に対する批判に応えるためと戸籍謄本の一部などの情報を公開したケースについて、… 続きを読む

Vol.112 「ガバナンス型」の運動が求められている

「住宅のドアノブが壊れました。市営住宅なんで2回目の破損は自己負担なんですかぁ?」と困惑した様子で訪ねる地域住民。「そんなんまかせとき、俺が役所にモノ言うたる!」-とある支部幹部が大見得を切る。 “同和対策事業華やかしき… 続きを読む

Vol.111 地縁、血縁を超えた新しい「縁」づくりを

貧困と社会的排除が進行するまち“西成区”北西部で、少し以前にはなるが、高齢男性の孤独死が木造アパートで発見された。 とある深夜、アパートの住民が変なモノが上から垂れてきたことに気づき、跳び起きたというのだ。警察が駆けつけ… 続きを読む

Vol.110 グーグルマップ書き換え事件 被害者は誰か?

地図検索サイト「Googleマップ」上で、大阪市内の私鉄のひとつの駅名が何者かによって書き換えられ、本来の駅名に「部落」という文字が加えられていたという事件が6月2日にわかった。大阪府連にも報告があり、即座に関係の私鉄側… 続きを読む

Vol.109 奨学金裁判で不当判決 制度の理念は決して間違っていない

2002年3月、33年間継続された一連の同和対策の立法が終了した。 この2002年の時点で、すでに高校・大学の奨学金の返還期間に入っていた1356人に対して、大阪市は2010年に新たな条例を制定し、「返還免除」との決定を… 続きを読む

Vol.108 上田卓三元委員長の13回忌に思う

今年1月、大阪府連の副委員長をはじめ、企業連など関連団体の要職を歴任された山口公男さん(松原支部)が85歳で他界された。さらに、2月には、大阪府連の書記長、副委員長、中央執行委員をはじめ、リバティおおさかの館長なども務め… 続きを読む

Vol.107 復興相発言を逆手にとった「#東北でよかった」から考える

東日本大震災の被害について「まだ東北で良かった」と発言した今村雅弘復興相が辞任した。民進党の安住淳代表代行は記者会見で「東北を差別する許し難い発言。首相は『被災地に寄り添う』と言うが、復興相人事を見る限り寄り添っていない… 続きを読む

Vol.106 忖度(そんたく)の本来の意味とこれからの運動

今年の流行語大賞候補にノミネートされることが間違いないと騒がれているのは、みなさんご存じの“忖度(そんたく)”である。 この「忖度」という言葉に対して、大阪府の松井一郎知事(というより日本維新の会代表と言った方が良いのか… 続きを読む

Vol.105 森友問題の影で共謀罪が進行中

国会では、大阪豊中市の「森友学園問題」が連日とりあげられ、マスコミも含め注目されているのはご存じであろう。しかし、その裏で、安倍政権が今国会での成立を目論んでいる、組織的犯罪処罰法の改正案、いわゆる「共謀罪」がある。 官… 続きを読む