コラム

水平時評Vol.100 自分たちで知恵を出し合い、創造する運動スタイルへ

2017年新たな年を迎えた。 昨年末の12月9日、人権週間の最後を飾るように、国会において「部落差別解消推進法」が成立した。部落差別の解消を推進するという憲政史上はじめて“部落差別解消”という用語が用いられた画期的な法案… 続きを読む

Vol.99 数珠つなぎで広がるヘイトに対抗する「救済」「差別禁止」の制度を

大阪府警の機動隊員が、米軍ヘリパッド建設反対派に対して「土人」とする差別発言の暴言を吐いたことは記憶に新しいだろう。背景にあるのは、沖縄に対する露骨な差別意識の反映であり、続けて発せられた「シナ人」との暴言も含め、根強い… 続きを読む

Vol.98 「王様が許可する」ルールではなくー「法」ができた今考えるべきこと

府連の顧問弁護士になってもらっている大橋さゆり弁護士が、若手の弁護士メンバーを中心にして「憲法カフェ」というとりくみを進めている。若手弁護士の有志が憲法に関して多くの情報を発信し、出し入れ自由な意見交換ができる場として各… 続きを読む

Vol.97 弁当の包み紙が教えてくれたもの

第20回「部落解放島根県講座」にお招きいただき、ひとつの講座を担当させてもらった。その時いただいたお弁当箱の包み紙に、以下のような内容が記されていた。 「私にはうまれた時から 茨の道が与えられました 茨の道ばかりだと思っ… 続きを読む

Vol.96 「分断社会」を終わらせる実践を

「2025年」問題というのが、ささやかれはじめている。 2025年は、いわゆる団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる年だ。日本は急速な高齢化社会へと突き進み、4人に1人が75歳以上という超高齢社会の到来が予測されている… 続きを読む

Vol.95 『暮らしのアンケート』から「互助」の仕組みを

大阪の各被差別部落の世帯を対象にして『暮らしのアンケート調査』が実施される。日々の暮らしのなかで「困り事はないか」「なにかしてみたい活動はあるか」「働いてみたいと思っているか」など、笑顔で暮らせるまちにするためには、どん… 続きを読む

Vol.94 大阪市の「子ども生活調査」から見える貧困の深刻さ

「1億総活躍社会」「女性活躍社会」「待機児童の解消」など、政府肝いりの政策が踊っているが、現実は、まったくと言っていいほど機能していないし、インフラ整備は遅々として進んでいないのが現状だ。政府は「希望出生率1.8%」を目… 続きを読む

Vol.93 「推進法」の動向は 自民党内の良識に期待

いよいよ臨時国会がスタートした。自民党がまとめた「部落差別解消推進法案」が、自民・公明・民進の3党で5月の通常国会で衆議院に提出され法案としては継続審議扱いとなったものが、いよいよ成立の方向でとりまとめられようとしている… 続きを読む

Vol92 「ひろがる えがおプロジェクト」へのご協力に感謝

「子どもたちに笑顔を届けたい」とスタートした「ひろがる えがおプロジェクト」が大きな反響を呼んでいる。 テレビや新聞などに大きく取り上げられ、ここふーどばんくOSAKAにも激励の電話やFAXが頻繁に送られてきている。 「… 続きを読む

Vol.91「食は権利」の視点からフードバンク活動を考える

フードバンクと関連している国の機関は、農林水産業だ。その農水省の食料産業局からフードバンク活動における食品の取扱い等に関する手引き作成にあたっての意見募集の案内が送られてきた。 それによると一年間の食品廃棄の量は、192… 続きを読む