コラム

Vol.210 コロナ禍での五輪強行で高まる政治不信

東京でのオリンピックが閉会した。 一方で、大阪を含め全国にコロナ感染が爆発的に拡大してきており、医療崩壊が起き出している。また、菅首相は、感染者数急増を踏まえ、中等症以上は原則入院としていたこれまでの対応を見直し、「重症… 続きを読む

Vol.209 政権延命に利用される不祥事続きの東京五輪 

「蓮舫さん。関口さん。青木さんや羽鳥さんやテレ朝の玉川さん」に対して、SNSで批判の嵐が吹き荒れている。理由は、「もともとオリパラ、とくにオリンピックについて中止・延期を主張し続けていた」と言うのが炎上の理由らしく、「舌… 続きを読む

Vol.208 政権批判の受け皿となる政党には何が必要か

オリパラが強行開催され、秋にはいよいよ総選挙という日程が予想されている。 東京都議選はフタをあければ、自民党の圧勝という予想が外れ、都民ファーストの惨敗予想がくつがえり31議席を獲得し、第2党に踏みとどまるという予想外の… 続きを読む

Vol.207 企業、ボランティア、スタッフ…様々な協力で実現した扇町公園での「食支援」 

いよいよオリンピック・パラリンピックが強行開催されるようである。 まさか泉佐野市がオリパラ関連で全国的に有名になるとは、千代松市長も青天の霹靂といったところだろう。濃厚接触者かどうかという判定を「空港でやれる能力はない」… 続きを読む

Vol.206 被差別と加差別 そもそもの立場の優位性を意識できているか

立憲民主党内の「性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム」での議論において、本多平直議員が「14歳との性交、同意で捕まるのはおかしい」との問題発言が・・・。のちに謝罪・撤回したそうだが、性暴力被害の現実とのあまりにも落差が… 続きを読む

Vol.205 相次ぐ被差別身分抜きの「士農工商」報道

水平時評の171号(2019年12月20日)で、最近の小学校や中学校の社会の授業では、「士農工商○○」という身分制度が江戸時代につくりあげられていたとは習わないということを報告させてもらった。 現在において、50代のおっ… 続きを読む

Vol.204 法務省の「依命通知」 「本来あるべからざる属性」とは

2018年12月に法務省は人権擁護局調査救済課長名で、「インターネット上の同和地区に関する識別情報の摘示事案の立件及び処理について(依命通知)」という通達が出されている。 この通達が出されるに至る背景には、当然、ネット上… 続きを読む

Vol.203 行き過ぎた「民営化」から、ともに創る「市民営化」へ

行き過ぎた市場任せやとにかく効率化という世の流れに警告を発したのが、コロナ感染による現代社会か。保健所が多すぎると言って大幅な縮小を行ったり、病院のベット数を減らしたり、看護師の人件費を削減したりと医療費の削減にこの間躍… 続きを読む

Vol.202 部落でこそ「コモン」(共有財)の実践を

「アイデンティティとは、後天的に獲得するものだから、知る・学ぶ機会がなければ、意識化されないものだ」と教えてくれたのは、大阪市大の阿久澤麻理子教授だ。 昨今の解放子ども会の活動がほとんどとりくまれていない実態や、親から被… 続きを読む

Vol.201 多様化する大阪の部落 地域の実態に沿った運動を 

来年2022年は、全国水平社創立から100年の年を迎える。 府連は、「水平社101年目からを展望する」と題して連続講座を開催することとなった。実態編として5回、歴史編として3回の8回に及ぶ連続講座が企画されている。 第1… 続きを読む