コラム

水平社創立100年の年 部落から地域共生のネットワークを

1922年の全国水平社創立から今年で100年という記念の年を迎えた。 わたしも今年で還暦の60歳の年でもある。高校生の頃から部落解放運動に参加し、青年部運動を経験したが、その時の府連委員長は上田卓三さんであり、もう国会議… 続きを読む

Vol.219 加島友愛会が創立30年 平田理事長の「総括」から考える

  大阪には被差別部落にルーツを持つ社会福祉法人が18団体存在しており、それを府内ネットワークで結んでおり、「つばめ会」という名称で活動している。 2012年に産声を上げた「つばめ会」の初代代表には、社会福祉法人あさか会… 続きを読む

Vol.218 「親ガチャ」という言葉に思う どんな境遇の子も見捨てない地域社会を

  親を選べないことを景品のガチャにたとえた“親ガチャ”という言葉を最近よく耳にする。“親ガチャ”とは、生まれもった環境や能力によって人生が大きく左右されるという意味で、「生まれてくる子どもは親を選べない」ことをガチャガ… 続きを読む

Vol.217 「全国部落調査」復刻版裁判 問われる「救済・規制法」の不備

  「原告が原告解放同盟に所属していることがインターネット上に掲載されていることが認められるが、ホームページの下部の階層で掲載されているなどその掲載の態様に照らすと、そのことが一般に広く知られたり、これを自らインターネッ… 続きを読む

Vol.216 大阪の政治地図は維新一色の様相

  「よもやよもや」-辻元さんまで敗北するとは・・・みんなが抱いた感想だろう。 10月31日投開票の衆議院選挙は、全国的には立憲民主党が議席数を減らし、自民党が少し減らしたものの絶対安定多数を確保。維新が4倍増の41議席… 続きを読む

Vol.215 「デジタルネイティブ世代」に響く政治とは

  いよいよ今月31日は、衆議院選挙の投票日だ。 各マスコミの世論調査結果などを見ると自民党が低調ながら現有議席を減らすものの単独過半数を何とか確保するとの見方を示しており、立憲民主党は微増、躍進は維新と共産かという情勢… 続きを読む

Vol.214 穏健保守・リベラル路線を捨てた宏地会=岸田総理誕生に思う 

  「ノーサイド」と宣言したのは、岸田自民党総裁誕生の挨拶での出来事だ。 闘いや争いが終了し、互いの健闘をたたえ合う。これからは自民党ひとつにまとめ合って進んでいこうという総裁としての言葉なハズが・・・ 自民党の役員人事… 続きを読む

Vol.213 窓口一本化論争とコモン 谷元さんの講演から考える

  谷元昭信さん(元中央書記次長)の講演をひさしぶりに堪能させてもらった。 そういえば18歳ぐらいから2ヵ月に1回ぐらいの割合で、何年ほどだったか・・・谷元ゼミの受講生として優等生だったかどうかは別にして、学習を積んだも… 続きを読む

Vol.212 自分事として闘うことができるのか 辛淑玉さんの闘いに思う

  「なんとも自分が情けない」「ここまでの問題だったのか」と自分なりに反省しきりである。辛淑玉さんの裁判の話しだ。  9月1日東京地裁において、辛淑玉さんに対して、制作したDHCテレビジョンなどに550万円の支払いと謝罪… 続きを読む

Vol.211 自民党総裁選で政治空白 加速する政治への「ネグレクト」  

「政治へのネグレクトが起きている」との指摘がチラホラ散見するようになってきた。 ネグレクトとは、「無視する」「怠る(おこたる)」「疎かに(おろそかに)する」と訳される。 子どもに対する教育という観点から保護・養育義務を果… 続きを読む