コラム

Vol.250 統一戦前半戦、維新が圧勝 後半戦は人権、教育、福祉、労働を争点に

2023年4月9日、前半戦の統一自治体選挙が終了した。 「維新の会」の圧勝。大阪に至っては、府議会、大阪市議会ともに過半数以上を獲得し、知事、大阪市長とともに絶対的多数を形成するという布陣となった。 大阪市議会でひとつの… 続きを読む

Vol.249 4・9 「分断」から「包摂」の政治へアップデートを

2020年のアメリカ大統領選挙で当選が決まったバイデン氏の演説を紹介したい。 「アメリカは民主主義の社会ですから、国民の間に意見の対立や批判があってもいい。それが当たり前であり、むしろ健全なのです。しっかり議論し意見を闘… 続きを読む

Vol.248 「差別の感覚持っていない」と言い切る岸田首相の感性

大阪毎日放送のアナウンサーの西靖さんのツイッターが目に飛び込んだ。 「正直言って私自身は自分の中に誰かを差別的に見てしまう感覚がないか常にビビっているし、たまにそれを見つけてゾッとして、自分にゲンナリして、アップデートし… 続きを読む

Vol.247 包括的人権法に反対する人たちの価値観

「同性婚の人が隣にいたら嫌だ」「同性婚を導入したら国を捨てる人もいる」 信じられない発言が、首相秘書官から飛び出した。 岸田首相の側近である荒井勝喜首相秘書官による差別発言であり、当然のことのように更迭されて一件落着を図… 続きを読む

Vol.246 繰り返される「西成差別」 「差別の意図」の問題ではない  

“西成”という地域を称して、「恐い」「ガラが悪い」というイメージを一括りにして“西成差別”と表現することがある。わたしも西成の地域で育ちいまも西成で生活しているひとりである。 小さい頃から「西成はガラが悪い」「ひとりで歩… 続きを読む

Vol.245 「坑道のカナリア」の自覚持ち、人権感覚研ぎ澄まして

「坑道のカナリア」とか、「炭鉱のカナリア」という言葉をご存じだろうか。 炭坑で働く男性たちが、カナリアの入った鳥かごを携えて坑道に入って行くというお話だ。 当然、炭坑労働には多くの危険が常につきまとっており、未知の世界へ… 続きを読む

「差別から信頼へ」を合言葉に101年目からの運動を進めよう

2023年の年頭にあたって 水平社創立から100年を超え、いよいよ101年目からの部落解放運動がスタートした。 世界も日本も激動の中にあり、地球そのものが滅亡の危機に瀕しているということさえまことしやかに聞こえてくる昨今… 続きを読む

Vol.243 緊張関係を悪化させる「安保政策の大転換」

日本国憲法では、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めな… 続きを読む

Vol.242 差別から信頼へ 第4期はプラス思考の運動を創造しよう

「男でも、首相になれるの?」 この問いは、ちょっと古いが、今年1月6日に朝日新聞に見開きで大きく掲載された宝島社の企業広告だ。「男でも、首相になれるの?」との疑問は、ドイツで子どもがよく大人に尋ねる質問らしい。 つまり、… 続きを読む

Vol.241 部落に対するマイナスイメージをどう転換させるのか

中央本部で全国4ブロック別の解放学校が開催された。 その第1講として、部落差別の実態と題して関大の内田教授、同じく石元名誉教授、そして大阪公立大学の阿久澤教授からそれぞれ講義を受けた。   その中で、最近の学生が持つ部落… 続きを読む