コラム

「差別から信頼へ」を合言葉に101年目からの運動を進めよう

2023年の年頭にあたって 水平社創立から100年を超え、いよいよ101年目からの部落解放運動がスタートした。 世界も日本も激動の中にあり、地球そのものが滅亡の危機に瀕しているということさえまことしやかに聞こえてくる昨今… 続きを読む

Vol.243 緊張関係を悪化させる「安保政策の大転換」

日本国憲法では、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めな… 続きを読む

Vol.242 差別から信頼へ 第4期はプラス思考の運動を創造しよう

「男でも、首相になれるの?」 この問いは、ちょっと古いが、今年1月6日に朝日新聞に見開きで大きく掲載された宝島社の企業広告だ。「男でも、首相になれるの?」との疑問は、ドイツで子どもがよく大人に尋ねる質問らしい。 つまり、… 続きを読む

Vol.241 部落に対するマイナスイメージをどう転換させるのか

中央本部で全国4ブロック別の解放学校が開催された。 その第1講として、部落差別の実態と題して関大の内田教授、同じく石元名誉教授、そして大阪公立大学の阿久澤教授からそれぞれ講義を受けた。   その中で、最近の学生が持つ部落… 続きを読む

Vol.240 今年は米子全研 27年前の出来事から差別の根深さを思う

部落解放研究全国集会。いわゆる全研が今年は鳥取県米子市で開催される。米子市と聞いてわたしは、いまから27年前の事を思い出す。 事の発端はこの年の4月に米子市に住む女性Aさんが、娘の交際相手の男性Bさんについて、「西成はい… 続きを読む

Vol.239 個人情報一元管理への布石 危険なマイナカードの義務化

「アメからムチへの転換」「こりゃあ政府による恫喝か!」と叫びたくなるほど強引に進められそうな強気の姿勢が政府から示された。言わずと知れた河野太郎デジタル担当大臣によるマイナンバーカードの事実上義務化ともいえる保険証との紐… 続きを読む

Vol.238 狭山事件の鑑定人尋問へ 新世代に届く運動を

専門家11人にも及ぶ鑑定人の協力を経て、いよいよ狭山第3次再審請求における裁判は、大きな局面を迎える事となった。3次再審を求めてからでも16年と5ヶ月が経過、裁判所、弁護団、検察による三者協議だけでも13年を重ね弁護団は… 続きを読む

Vol.237 『破戒』の主人公、丑松の描かれ方から見る時代の変化

9月20日和歌山市内で、奈良県連・和歌山県連・大阪府連・西光万吉顕彰会のメンバーなどが集い、2年に1回部落解放運動を地域でとりくみながら文化芸術、平和活動などに大きな貢献を果たした団体に対して、西光万吉文化・平和活動奨励… 続きを読む

Vol.236 ネットを利用するだけで個人情報が収集される時代

人気のあるホームページや検索サイトを覗けば必ずバナー広告が登場している。 しかし、不思議なのは、クルマの情報や人気のあるスポーツ競技のページなどを閲覧し、少し時間がたって、Yahoo!などの検索サイトのトップ画面を開くと… 続きを読む

Vol.235 社会矛盾が真っ先に現れる部落 地域共生社会への挑戦は待ったなし

「2025年問題」「2040年問題」「2054年問題」と題した本が書店に平積みされているケースが目立ってきている。 そのひとつ「2025年問題」とは、団塊の世代が全て75歳以上になることを言い、それ以降、医療費・介護費が… 続きを読む