コラム

Vol.254 偏ったイメージ植え付けるLGBT法案 いったい誰を守る法律なのか 

「これが国会のレベルと言えるのか」。そう叫びたいほど、レベルの低い法案が国会の衆議院を通過し、参議院に送られた。「この法案は、誰を守る法案なのか」・・・まったく首をかしげざるを得ないLGBT法案だ。 性的少数者に対する差… 続きを読む

Vol.253 狭山事件60年 石川さんは84歳 一日も早い再審開始、無罪の実現を

「環境のゆがみが生んだ犯罪 用意された悪の温床」(埼玉新聞) 「石川の住む『特殊地区』には毎年学校からも放任されている生徒が10人くらいいるという…こんどの事件の捜査の過程で同じような犯罪をおかす危険性を持つ多数の若者た… 続きを読む

Vol.252 「裏アカ」で繰り返される誹謗中傷 採用時の身元調査に発展

「裏アカ」とか、「裏垢」といった言葉をご存じだろうか。SNSを使っていると、耳にすることもあるかもしれない「裏アカ」。「うらあか」と読むそうだ。 「裏アカ」とは、文字通り裏アカウントの事で、メインで使用しているアカウント… 続きを読む

Vol.251 ChatGPTを悪用し部落差別 人権リスクへの対応が急務

ChatGPTが凄まじい勢いで、世間を騒がしている。 ヨーロッパでは個人情報保護の観点などから慎重な対応を求める国や、まずは一時利用を制限するという国などが登場してきている。ChatGPTは、生成系AIと呼ばれており、自… 続きを読む

Vol.250 統一戦前半戦、維新が圧勝 後半戦は人権、教育、福祉、労働を争点に

2023年4月9日、前半戦の統一自治体選挙が終了した。 「維新の会」の圧勝。大阪に至っては、府議会、大阪市議会ともに過半数以上を獲得し、知事、大阪市長とともに絶対的多数を形成するという布陣となった。 大阪市議会でひとつの… 続きを読む

Vol.249 4・9 「分断」から「包摂」の政治へアップデートを

2020年のアメリカ大統領選挙で当選が決まったバイデン氏の演説を紹介したい。 「アメリカは民主主義の社会ですから、国民の間に意見の対立や批判があってもいい。それが当たり前であり、むしろ健全なのです。しっかり議論し意見を闘… 続きを読む

Vol.248 「差別の感覚持っていない」と言い切る岸田首相の感性

大阪毎日放送のアナウンサーの西靖さんのツイッターが目に飛び込んだ。 「正直言って私自身は自分の中に誰かを差別的に見てしまう感覚がないか常にビビっているし、たまにそれを見つけてゾッとして、自分にゲンナリして、アップデートし… 続きを読む

Vol.247 包括的人権法に反対する人たちの価値観

「同性婚の人が隣にいたら嫌だ」「同性婚を導入したら国を捨てる人もいる」 信じられない発言が、首相秘書官から飛び出した。 岸田首相の側近である荒井勝喜首相秘書官による差別発言であり、当然のことのように更迭されて一件落着を図… 続きを読む

Vol.246 繰り返される「西成差別」 「差別の意図」の問題ではない  

“西成”という地域を称して、「恐い」「ガラが悪い」というイメージを一括りにして“西成差別”と表現することがある。わたしも西成の地域で育ちいまも西成で生活しているひとりである。 小さい頃から「西成はガラが悪い」「ひとりで歩… 続きを読む

Vol.245 「坑道のカナリア」の自覚持ち、人権感覚研ぎ澄まして

「坑道のカナリア」とか、「炭鉱のカナリア」という言葉をご存じだろうか。 炭坑で働く男性たちが、カナリアの入った鳥かごを携えて坑道に入って行くというお話だ。 当然、炭坑労働には多くの危険が常につきまとっており、未知の世界へ… 続きを読む