コラム

Vol.260 ジャニーズ事務所の性加害問題 被害者救済の法制化が急務

従業員300名程度が忙しく仕事に従事している会社を想像してほしい。その会社のトップである創業者は、それこそワンマンで、気に入った社員を厚遇するということが常の会社であり、文字通りのワンマン経営のたたき上げ企業である。 そ… 続きを読む

Vol.259 「部落観が変わる」組織と運動へ 慶応高校の優勝から考える

「野球観が変わった」「新時代の幕開けだ」と言われているのが、甲子園で熱戦が繰り広げられた高校野球への讃美だ。 夏の甲子園決勝は慶応義塾高校と仙台育英高校との対戦となったが、慶応高校の優勝で幕が降りた。とくに今回の甲子園で… 続きを読む

Vol.258 8分間のミステリー 広島に持ち込まれた核ボタン

G7広島サミットが5月21日から開催されていたが、アメリカ大統領が外交の際には、つねに従えているいわゆる“核のフットボール”と言われる核のボタンは、広島平和記念公園や原爆資料館にバイデン大統領とともに持ち込まれたのだろう… 続きを読む

Vol.257 鳥取ループの主張を一蹴した「全国部落調査」控訴審判決 

6月28日に出された「全国部落調査」復刻版出版事件の控訴審判決が、日増しに評価を高めてきている。とくに部落問題の認識について、あらためて確認すると以下の通りに指摘されている点がきわめて評価ができる点だ。 「本来、人の人格… 続きを読む

Vol.256 無力感の蔓延 民主主義の危機

タレントのりゅうちぇる(ryuchell)さんが急死された。 原因は、いまだ不明な点が多いようだが、TwitterやSNSでの誹謗中傷がりゅうちぇるさんを死に追い詰めたようである。 そのことに関して、ある国会議員が「Tw… 続きを読む

Vol.255 「差別されない権利」認める判決 次は立法府の闘いだ

性的マイノリティ当事者の人権より、多数派であるマジョリティの人権に配慮したLGBT法の成立や、トランスジェンダーであることを公表し活動している仲岡しゅん弁護士に対して、「男のクセに女のフリをしているオカマ野郎」「メッタ刺… 続きを読む

Vol.254 偏ったイメージ植え付けるLGBT法案 いったい誰を守る法律なのか 

「これが国会のレベルと言えるのか」。そう叫びたいほど、レベルの低い法案が国会の衆議院を通過し、参議院に送られた。「この法案は、誰を守る法案なのか」・・・まったく首をかしげざるを得ないLGBT法案だ。 性的少数者に対する差… 続きを読む

Vol.253 狭山事件60年 石川さんは84歳 一日も早い再審開始、無罪の実現を

「環境のゆがみが生んだ犯罪 用意された悪の温床」(埼玉新聞) 「石川の住む『特殊地区』には毎年学校からも放任されている生徒が10人くらいいるという…こんどの事件の捜査の過程で同じような犯罪をおかす危険性を持つ多数の若者た… 続きを読む

Vol.252 「裏アカ」で繰り返される誹謗中傷 採用時の身元調査に発展

「裏アカ」とか、「裏垢」といった言葉をご存じだろうか。SNSを使っていると、耳にすることもあるかもしれない「裏アカ」。「うらあか」と読むそうだ。 「裏アカ」とは、文字通り裏アカウントの事で、メインで使用しているアカウント… 続きを読む

Vol.251 ChatGPTを悪用し部落差別 人権リスクへの対応が急務

ChatGPTが凄まじい勢いで、世間を騒がしている。 ヨーロッパでは個人情報保護の観点などから慎重な対応を求める国や、まずは一時利用を制限するという国などが登場してきている。ChatGPTは、生成系AIと呼ばれており、自… 続きを読む