コラム

Vol.170 「寛容」と「自制心」なき政権にレッドカードを

安倍改造内閣が発足してから1ヶ月あまりで、菅原一秀経産相、河井克行法相が公職選挙法違反疑惑であいつぐ辞任。続いて、大学入試新共通テストへの民間英語試験導入にからみ、萩生田光一文科相の「身の丈」にあって試験を受ければよいと… 続きを読む

Vol.169 私たちのことは私たちで決める アウティングが横行する時代に

「2022年の水平社100年まで後3年。特集を組みたいのですが、部落の地名を明らかにすることによって、差別を拡散させてしまうのではないかという心配が常にわたしたちの中に存在しています」。あるマスコミ関係者が率直な悩みを語… 続きを読む

Vol.168 許されない文科大臣の「身の丈」発言

萩生田文科大臣の「身の丈」発言。 教育の分野におけて日本が後進国であるということを如実に物語る発言である。まさに“言い得て妙”とは言い過ぎか(笑) 経済の格差が、同時に教育の格差と比例しているということを時の文部科学大臣… 続きを読む

Vol.167 関電金品授受問題の本質

「この問題に触れない水平時評では意味がないぞ」と多くの人から言われているようなので、やっぱりきちんと向き合いたいと思う。 関電幹部による金品授受問題だ。 9月末以降、関西電力の不正問題が報道され続けた。発覚から2週間後の… 続きを読む

Vol.166 水道民営化から考える「公」と「民」の役割

2010年7月28日国連総会において「水と衛生に対する人権決議」が採択された。 この決議は、安全で清浄な飲料水と衛生に対する権利を、生活と人権の十分な享受のために不可欠な人権として認めたもので、まさに「水は人権」であると… 続きを読む

Vol.165 災害対応をまちづくりの真ん中に

1995年の阪神・淡路大震災から24年。 2011年の3.11東日本大震災から8年。 「想定外」という言葉や「ボランティア」「帰宅難民」など大震災から度々登場するフレーズである。わたしたちはどれほどの尊い命を犠牲にし、こ… 続きを読む

Vol.164 シングルマザーを応援する「おすそわけ食宅配」の試み

デイヴィッド・シプラー氏というひとの言葉が目にとまった。 ピューリッツァー賞を受賞した元ニューヨーク・タイムズの記者と紹介されていた。 アメリカの貧困層の実態を描いた「ワーキング・プア アメリカの下層社会」という本を出版… 続きを読む

Vol.163 「多死社会」到来 ひとりにさせない地域の試みが急務

社会の高齢化が急速に進んでいる。 日本では2018年に約136万人のひとが亡くなっており、死亡者数が出生数(92万人)を大幅に上回る“多死社会”をむかえていると言われているらしい。 内閣府の推計では、20年後の死亡者数は… 続きを読む

Vol.162 ポピュリズムの時代、寛容さと包摂の運動を

最近、テレビや新聞でやたらとポピュリズムという言葉が浮上してきている。 西のポピュリストが橋下徹さんなら、東のポピュリストが山本太郎さんだとマスコミ界が騒いでいる。 市民と権力者という構図をイメージさせ、市民が善で権力者… 続きを読む

Vol.161 維新一強の打破へリベラル地域政党の立ち上げを

“この蚊帳の外感覚はなに?”-社会の一員として認められていないほどの疎外感はどこから来るのだろうか? 4月の統一自治体選挙とこの7月に実施された参議院選挙結果のことだ。 驚くほどにひどい低投票率。自公で改選前の過半数を確… 続きを読む