ニューメディア人権機構が総会

ウェブサイト「人権情報ネットワークふらっと」を運営する認定NPO法人ニューメディア人権機構の第5期総会・理事会が5月26日、HRCビルでひらかれ、設立時から理事長を務めた武者小路公秀さんが勇退。あらたに北口末広中央副委員長(近畿大学教授)を理事長に選出した。

総会は井上龍生理事(大阪同和・人権問題連絡協議会理事長)が議長をつとめ、赤井隆史事務局長があいさつ。「『部落差別解消推進法案』が国会にかけられ継続審議となったものの、ネット上の差別は許されざる社会悪だと認識されるに至っている。当機構の意義はますます高まっている」などとのべた。

事業報告・計画、収支・予算などの議案を承認。事業計画では引き続き「人権情報ネットワークふらっと」の充実にとりくむとともに、人権相談、人権教育・啓発事業、他団体とのネットワークの強化。「認定NPO法人」の税制優遇制度を利用した共感の輪をひろげることなどを確認した。

総会後の理事会で理事の互選により理事長、事務局長を選出。北口新理事長があいさつし「サイバー空間では実社会以上に人権侵害が多発している。電子空間上の人権確立のとりくみで先駆的な役割を果たしてきた当機構は設立から17年を迎えて一層役割は重要となっている。一層努力してまいりたい」とのべた。