ちょっとパロディ的に「ドラえもん」の話をしよう! 「のび太」君の学
コラム | 2024年10月11日
ニュース | 2013年9月30日
堺市長選挙は9月29日、投開票の結果、府連推薦で現職の竹山修身さんが大阪維新の会の新人候補に大差を付けて再選を果たした。大阪府と大阪市・堺市を統合する大阪都構想が最大の争点となったが、堺市民は明確にノーの民意を示した。
午後8時に投票が締め切られると同時にテレビの開票速報で竹山さんの当確が流れると堺市役所前の選挙事務所は「よっしゃ」の歓声と拍手に包まれた。
竹山さんは歩道を埋め尽くした支持者らと握手を交わしながら選挙事務所に到着。万歳を繰り返したあと「今回の選挙は、堺市民と維新との戦いだった。広範な政党や団体、市民に支えてもらい、自由自治都市の堺を守ることができたのは無二の幸せ。堺を住んでよかったまちにするために、皆さんと共に歩んでいきたい」とのべ、「堺はひとつ」のかけ声で支持者らと喜びをわかちあった。
府連は橋下・維新の政治にストップをかけるべく、竹山さんの勝利に向けて奮闘した。大阪府内の首長選で維新の公認候補が敗北したのは今回がはじめて。
橋下代表の人気を背景に支持を伸ばしてきた維新だが、「慰安婦は必要」発言などを契機に市民の不信は一気に広まった。都構想の具体的な内容を示さないまま、強引に押しつけようという手法にも批判は強く、各紙の調査でも都構想に反対する人が賛成を大きく上回っている。
維新が目玉としてきた水道事業の統合や地下鉄の民営化なども頓挫。鳴り物入りで導入した「民間区長」や「民間校長」も差別論文、セクハラ、パワハラ、職場放棄と次々に問題を引き起こしており、今回の選挙結果は橋下・維新がこれまでやってきたことを市民が冷静に判断し、ノーを突きつけた結果といえる。