第70回府連大会 第4期の運動創造へ

府連第70回定期大会が3月25日、エル・おおさかでひらかれ、代議員など約300人が参加。今年度の活動方針を確認するともに、70回を記念して功労者、物故者を表彰。統一自治体選挙の勝利に向けた決起集会、西光万吉文化・平和奨励賞を受賞した「和太鼓絆」のコンサートもひらかれた。

府連を代表してあいさつした赤井隆史委員長は、政治、人権、部落の「3つの危機」に対して、差別を問い、命と暮らしを守り、狭山再審を実現、統一自治体選挙勝利という「4つの闘い」を進めようと提起した。

来賓として中央本部の西島藤彦委員長、大阪府の山口信彦副知事、大阪市の朝川晋副市長、連合大阪の田中宏和会長、立憲民主党府連の森山浩行代表・衆議院議員があいさつした。

一般活動報告、会計報告などの提案のあと髙橋定書記長が一般運動方針案を提案。一般活動方針では水平社創立101年目からの運動として、第4期の部落解放運動を創造・実践していくために、部落差別を世に問い抗う運動の推進、人権の法制度確立の闘い、地域共生社会づくりなどを強調した。

午後の全体会ではまずトルコ・シリア大地震に対する支援カンパを要請。全体討論では15人の代議員から積極的な発言があった。髙橋書記長、赤井委員長が集約し、大会スローガンを確認。大会宣言を提案・採択して議事を終えた。

ついで第70回大会を記念した表彰がおこなわれ、役員功労者、府連委員功労者、支部役員及び支部活動家功労者、支部役員物故者表彰者、専従者表彰者を表彰した。

統一自治体選挙の決起集会では、組織内候補6人と知事選、大阪市長選の各候補が和太鼓絆の演奏に乗せて入場。各候補からの決意表明がおこなわれ、行動提起、団結がんばろうで勝利への決意をかためた。

最後のプログラムは水平社100周年を記念した西光万吉文化・平和活動奨励賞受賞を受賞した「和太鼓絆」のコンサートがおこなわれ、一般参加の観客も含めて「絆」の力強い演奏に酔いしれた。