リバティおおさかが31日まで最後の一般無料公開 

大阪人権博物館(リバティおおさか)が5月25日から31日まで一般公開がおこなわれる。開館時間は10時から午後5時まで。入場料は無料。

3月から新型コロナウィルスの影響で休館が続いていたが、大阪府の緊急事態宣言が解除されたことで最後の公開が実現した。

リバティおおさかは5月15日に「リバティおおさかに関するご報告とお願い」と題した文書を発表。2015年7月の大阪市による提訴は納得できるものではないが、2022年をめどとした新たな場所での再出発を目指した現実的な判断として、大阪地裁の和解勧告を受け入れ、大阪市との間で和解案に合意することになった、と経緯を説明している。

リバティおおさかでは再出発をめざして6月1日から休館にはいるが、休館後も常設展・特別展、企画展をのぞいて、可能な限り事業を展開するとしている。内容は①リバティおおさか主催による巡回展、他機関・団体との共催による巡回展の開催②主催・共催によるセミナー、講座の実施③フィールドワークの実施④講演会への講師派遣⑤書籍・DVDなどの販売⑥寄付金の募集⑦外部資金獲得による事業、などを予定。事業についてはホームページやチラシなどで周知する。

35年にわたる成果を継承しつつ、現実的な規模で持続可能な博物館運営を検討。現在のところ新しい場所は未定だが公共機関駅近くを想定し全国水平社・大阪府水平社の100周年にあたる2022年の再出発をめざす。

●特別無料開館チラシ