写真で見る「疑惑の証拠」 「狭山事件」で新サイト

府連と部落解放大阪府民共闘会議はこのほど狭山事件の「疑惑の証拠」を詳しく解説したウェブサイト「えん罪狭山事件」を立ち上げた。

狭山事件は、弁護団の提出した新証拠によって、有罪の有力な証拠とされてきた「万年筆」「カバン」「腕時計」の3大物証がいずれも「ウソ」であり、「秘密の暴露はなかった」ことが明らかになっている。

サイト「えん罪狭山事件」では▽自白とは別の場所で発見された「カバン」▽被害者の物とインクが違う「万年筆」▽バンド穴の位置が違う「腕時計」の3大物証をはじめ▽客観的な事実とは矛盾だらけの自白▽石川さんには脅迫状は書けない、など疑惑の証拠について豊富な写真資料とともに詳しく解説。狭山事件をもっと知りたい人に向けた書籍や映画、リンクなどもある。

今年5月23日で石川一雄さんの不当逮捕から54年を迎える。今年こそ事実調べ、再審無罪を勝ち取るために広範な世論を盛り上げよう。

●「えん罪狭山事件」