おだちさん3選ならず 石橋、えさき両候補は再選

参院選は7月10日投開票の結果、府連が推薦した大阪選挙区のおだち源幸候補は定数4に対して6位とふるわず落選。大阪では民進党は参議院の議席をすべて失う結果となった。いっぽう全国比例区で府連が推薦した石橋みちひろ、えさきたかし両候補は見事再選を果たした。
 
全国的に民進党に対して厳しい結果となった今回の選挙。大阪では自民、公明と維新の2候補が議席をえて、大阪の民進党は3年前の選挙(民主党時代)に続いて議席を失い、参議院での議席はゼロという厳しい結果となった。

選挙戦でおだちさんは「1%の大金持ちより99%の幸せを」をスローガンに、一部の大企業や金持ちのみを潤したアベノミクスを厳しく批判し、税制、再分配のあり方に踏み込んで公正・公平な社会づくりに向けたメッセージを発信し続けた。

後半戦では安倍政権が年金の基金を株式投資に投入し、10兆円にも及ぶ損失を出していることを厳しく批判。「税金を見張る」、「年金を守る」に加えて、給付型の「奨学金をつくる」などと訴えたが、「教育費をタダへ」などという実現可能性の乏しい政策を無責任に訴える他候補の前に、支持を広げることができなかった。

開票当日、投票の終わった午後8時には大阪選挙区の4議席すべてに当確が出されるという厳しい結果。あいさつにたったおだちさんは「残念ながら私の力不足ですばらしい結果をお届けすることができなかったことを心からお詫びする。それぞれの地域でたくさんのご支援をいただいた。がんばれ、なんとか安倍政権の暴走を止めろとの声もたくさんいただいた。今日までたくさんのエールを送っていただいたことにも感謝を申し上げる。ありがとうございました」と事務所に詰めかけた支持者をはじめ、府内全域で支援してくれた人たちにお礼の言葉をのべた。