リバティおおさか人権資料移管へ 大阪公立大と基本合意書

大阪人権博物館(リバティおおさか)の約3万点の人権資料を大阪公立大学に移管して、保存・管理、研究、教育、展示での活用に向けた基本合意書を交わす締結式が4月24日、大阪府立労働センター(エル・おおさか)でひらかれた。

締結式には大阪公立大学の櫻木弘之学長、リバティおおさあの石橋武理事長、髙橋定専務理事(府連書記長)、来賓として大阪府の渡邉繁樹副知事らが出席した。

石橋理事長は「リバティおおさかの40年の歴史、3万点の資料の存在意義と社会的役割を踏まえて、大学が主体的に新たな歴史を刻もうとする姿勢を明確にしたことに意義がある」とのべ、櫻木学長は「3万点の資料は大変貴重。寄付金を全国的に展開し達成したことにも敬意と感謝のいを表したい。資料の意義を十分に踏まえ、教育・研究・社会貢献に活用させていただきたい」とのべた。

締結式終了後は報告集会がひらかれ、全国から約100人が参加。基本合意の内容とともに、2億円を超える寄付金の目録を贈呈したことなどを報告した。