本文へスキップ

@ほ〜むは、部落解放同盟大阪府連青年部が運営しています。

学習WORK

府連青年部の活動において、学んだことをメモしています。


これって差別? 差別じゃない? 

◆実際にあったケースで差別問題を考えてみましょう。◆

(ケース1)
鉄工所で働いている男性がいました。金属が溶かす作業中に顔や腹に大きな傷跡が残るぐらいのやけどをしました。
仕事中ということもありましたので、男性は労災を申請しました。労災申請をした結果、障害補償一時金の支給対象となる11級と認定されました。
男性は認定基準を確認すると[※労災保険法は顔などに重い傷が残った場合の障害等級について、女性は「7級」、男性は「12級」と規定]されていました。このことに男性は不服ととして再審査を求めましたが、国は退きました。
そこで、男性は地方裁判所に「国に障害補償給付処分の取り消しを求めた訴訟」をおこないました。一方、国は国勢調査の結果から「外見の障害は女性のほうが不利益を被る」として主張しています。

さて、この判決は男性側の主張が通ったでしょうか? それとも国側の主張が通ったでしょうか?


(ケース2)
 ある美容室で、人気が出て店舗を2店舗、3店舗と増やし、この勢いで10店舗まで店舗を増やす計画を出た。しかし、ここで議論となった。今までの店舗は1階に店を構えていたが、店舗拡大の計画にある店は2階に構える必要があり、議論となったのは、今まで車椅子で来店されるお客さんがおられたが、もし2階の店舗を構えた場合、車椅子のお客さんを受け入れるのかどうかという話し合いになった。
店で話し合った結果、2階の店舗(10店舗中5店舗)については、車椅子のお客さんを受け入れない方針で運営することになった。
そして店舗がオープンした数日後、いつも通ってくださる車椅子のお客さんから、自分は2階にある店舗のところが近いので利用したいが利用できないのかとお話しがあった。店側は安全上の考慮もあり断ったが、お客さんからそれはおかしいということで問題を提起されました。

さて、このケースは店側に法的に問題はあったでしょうか?

女性の参加しやすい解放運動

◆現状と課題◆
 2008年に行った大阪の部落女性の生活実態調査の結果
18歳未満の子どもを持つ98名の一人親家族に関する実態調査で、約4割が経済的に不安定であり、親の支援によって生活が成り立っている状況が特徴的にあらわれています。
 また、若年層のシングルマザーは、早期の妊娠・出産を経験し、学業を諦めなければならず、多くが高校を中退しています。そのために学力保障が不十分なまま親になっていく現象を引き起こすなどの課題も浮き彫りになっています。


◆部落解放同盟大阪府連女性部の成り立ち
 「保育に欠ける」・・・保育を受ける優先
9:00 〜 16:00 でしか子どもを預かってもらえなければ安定した仕事ができない。病後児保育や延長保育が設備されていないことも同様である。両親共に働かないと生活できない家庭(特に部落家庭)において、保育はかかせないものであるため、部落女性が立ち上がった。

●女性部の歴史
世界の動き、日本の動き、府連女性部・共闘の動きの3つに分けた年表で非常にわかりやすい説明をいただいた。下記はそのうちの一部分である。
・世界の動き・・・1979年 国連第34回総会「女子差別撤廃条約」
          1995年 第4回世界会議(北京)NGOの中で初めて部落女性がワークショップを行う。

・日本の動き・・・1985年 男女雇用機会均等法制定
          1993年 中学校の家庭科の教育課程が男女同一に。
          翌年、高等学校も家庭科の教育課程が男女同一に。

・府連の動き・・・1975年 国際婦人年大阪連絡会結成
          1976年 府知事交渉(婦人の窓口設置要求)→現在の男女雇用参画課
          1985年 「部落の婦人と女性差別撤廃条約」発行
          1995年 健康保険による分娩費30万円に増額
             →社会保険だと、以前から30万円程の分娩費が支給されていたが、当時の部落の人々はほとんど
              国民健康保険にしか加入できなかった。健康保険だと、祝い金の1万円のみであった。

〜女性にける社会問題について〜

◆DV(ドメスティック・バイオレンス)について
(事象)
・親密な関係にある者(パートナーなど)の間で起こる問題
・女性に対する暴力
・夫・恋人からの暴力

・デートDV
配偶者関係にないカップル間に起こる暴力
染み入るように徐々に交際している女性を奴隷化する

(種類)
身体的暴力・心理的暴力・社会的暴力・経済的暴力・性的暴力

(問題)
サイクル化(@緊張形成期→A爆発期→B開放期→@へ)
エスカレートする

(その他影響)
・子どもへの虐待へつながる

(法律)
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(DV防止法)」2001年制定、2004年・2007年に改正
対象:婚姻関係にある者、離婚した者(ストーカー)、事実婚関係にある者  ※デートDVは対象外

狭山事件

工事中

部落解放同盟大阪府連合会

〒552-0001
大阪市港区波除4丁目1番37号
HRCビル9階