コラム

「すべての戦争は、言論統制から」

故中沢啓治さんが自らの被爆体験を綴った漫画『はだしのゲン』について、「描写が過激だ」として松江市教育委員会が昨年12月、市内の全小中学校に教師の許可なく自由に閲覧できないようにしたことが新聞、テレビで連日取り上げられてい… 続きを読む

二つの「零戦」をめぐる物語に思う

宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』を観た。 作品は戦前、三菱内燃機(現三菱重工業)に勤務し、戦闘機を設計していた堀越二郎の生涯がテーマだ。 飛行機乗りに憧れていた少年が大人へと成長し、飛行機の仕事に就こうとした時、戦争の時代が… 続きを読む

差別の現実伝える多様で柔軟な「教宣」を

この間、中央本部の任務で全国をブロック別にわけて、教宣の責任者と機関紙担当者に集まってもらい、今後の「解放新聞」のあり方について論議を深めてきた。 「支部長が1軒、1軒手配りしている」「女性部が新聞を手配りしている」など… 続きを読む

参議院の存在意義を問う選挙に

第23回参議院選挙がスタートした。7月21日の投票日まで全国で熱戦が繰り広げられる。 今回の参議院選挙の争点は、衆議院と参議院の“ねじれ”が解消されるか、どうかが争点のようにマスコミ各社が取り上げている。果たしてそうだろ… 続きを読む

「同窓会」という名の「総合的展開」の実践

大阪市内のある支部の大会に府連の代表として参加させてもらった。 ここはもっとも多いときには1300人にせまるほどの人口があったそうだが、現在では半数どころか、3分の1以下になってきており、支部運営も含め厳しい組織状況が報… 続きを読む

詭弁、まやかしを”吐き”続ける橋下大阪市長

急がなければならない事情があり、わたしの住んでいる西成区からタクシーに乗った。 運転手さんから「地元の方ですか?」と尋ねられ、「そうです」と答えた。運転手さんは続けて、「わたしも生まれも育ちも西成の○○なんです。いまは、… 続きを読む

いつ改革するのか?今でしょう

「いつまで議論と検討を続けるのですか?」「進むべき方向は決まってるじゃないですか」「解放同盟○○支部はこれからも地域に必要なんですか」。 これは、5月の11日・12日にかけて開催された部落解放同盟大阪府連の幹部活動者合宿… 続きを読む

国民栄誉賞 受けた人と渡す人の説明しがたい差

拝啓 わたしは阪神タイガースのファンである。 まずはじめに断りを入れた上で、書かせていただくことにする。 5月5日、「こどもの日」にプロ野球で活躍した長嶋茂雄氏、松井秀喜氏の国民栄誉賞の授賞式が東京ドームで行なわれた。 … 続きを読む

「ふーどばんくOSAKA」に支援と協力を

NPO法人「ふーどばんくOSAKA」の活動がスタートした。 「もったいない!」をコンセプトに消費期限が切れていないにも関わらず、毎日大量に廃棄される食材が年間500万トン〜900万トンにものぼると言われている。こうして食… 続きを読む

排外主義に対抗しうる新しい市民運動を

「まさに民族排外主義だ!」 「韓国人をたたき出せ」などと連呼するデモが各地で繰り返されている。 在日コリアンが多く住む大阪・鶴橋で、3月31日の日曜、旭日旗などを掲げた約50人がJR駅前で「朝鮮人を追放しろ」「死ね」など… 続きを読む